【無人島132日目】Mazzy Star "So Tonight That I Might See" [CD]
132日目。ぐわーっ! 昨夜書いたレビューを今朝になって読み返したら、歌詞の思い入れの大きすぎる超訳ぶりといい、締めの自分よがりな文章といい、あまりのおセンチぶりに顔からボーボーと火が出ました。いや、別に言い訳するわけじゃないんですが、ちょっとお酒が入ってたんですのよ、ワハハハハ……って、まさに言い訳ですな。もうたくさんの方に読んでいただいた形跡だし、今さら書き直したり削除したりするのは、なによりSavage GardenのCDに失礼なのでやめときますが、早く昨日の文章を埋もれさせるべく、早速違うレビューをアップしてみます。
昨夜のレビューにつけたYouTubeは、アメリカの人気テレビドラマ「Supernatural」のシーンだったのですが、アメリカの、特にティーンエイジャー向けのドラマには、1回の放送の中に主題歌とは別で、新旧織り交ぜて様々な歌が挿入されます。で、その回のエンディングに「本日使用された曲」というクレジットが出てくるのがお決まりのパターンで、視聴者にとっては気になった曲をすぐにチェックできるという意味で、とてもいいシステムなのです。
先日、DVDでアメリカの大ヒットドラマ「The OC」を見ていたら、ヒロインのミーシャ・バートンがメキシコのバーで泥酔&混迷し、それを不良少年であるところのライアンが助けにきて、お姫様ダッコして助け出すっつう、たぶんアメリカ中のティーンの女の子が生唾を飲んだであろうシーンで、やけに印象深い挿入歌が使われておりました。なんだっけか?この曲。昔よく耳にしたんだが、タイトルが思い出せんな。つうことで、早速クレジットで確認したところ、Mazzy Starの「Into Dust」でした。YouTubeで検索したところ、他の回にも使用されているらしく、OCファンが作ったオムニバス映像みたいなのを見つけたので、付けておきます。
Mazzy Star。89年にアメリカ・カリフォルニアで結成された3人組ユニットです。93年にこのアルバム「So Tonight That I Might See」の中から「Fade Into You」という曲でUS Top 40入りをし、ちょっとだけ売れたのですが、結局アルバムを3枚出した後解散してしまったバンドです。Savage Gardenといい、Mazzy Starといい、こういう90年代の一発屋的バンドの残した名曲を使用するのが、最近のアメリカのドラマでは流行ってるんすかね?
我が家のCDの山を探したところちゃんとこのCDもあって、改めて聴くとものすごくクオリティの高い名盤です。特にボーカルのホープ・サンドヴァルの、回顧的で物憂げなボーカルは絶品です。囁きのようでありながら、「なにかを思い出せそうな気」にさせる歌声は、まさに「ぼやけた星(Mazzy Star)」というバンド名にピッタリですな。
秋という季節のせいでもあるのでしょうか、最近なにかとこういう古いCDを引っぱり出して聴いております。古い曲というのは、サウンド的には廃れていきますが、思い出というフィルターが厚くなる分だけ、歌の持つ力が増していくような気がします。って、今日もグダグダなレビューやな。いやん。センチメン太郎。って、昨夜とおんなじじゃん! ぐわーっ!
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