【無人島273日目】Frank Sinatra "Fly Me To The Moon" [CD]
- アーティスト: Frank Sinatra
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2011/11/15
- メディア: CD
273日目。初めて歩いた時にはやたら長く感じた道が、２度３度歩くうちにだんだん短いように思えてくるのは、脳がその道に慣れてきて、情報処理を省いていくためです、というような話を聞いたことがございますが、その伝で行くと、毎年１年が短くなっていくような気がするのは、ボクの脳が人生に飽きてしまい「あ、またコレね。はいはい、省略！」みたいな感じで、ボクの大事な日々の出来事や思い出を、勝手に省いてしまっているのではないでしょうかどうでしょうかってなんの話かっていうと、年末のお話です。「なぁんちゃってまだ10月でした！」って誰かに言われても、「だよね！？だと思ったよ！」と腑に落ちてしまいそうなくらい、あっと言う間の2014年でした。はてさて、みなさまにおいてはどんな１年だったでしょうか。
ここ数年、年末になるとGoogle社が『Zeitgeist』という名前でその年のダイジェスト動画をYouTubeに発表していて、今年も楽しみに待っておったのですが、今年からちょっと趣向が変わったようで『Zeitgeist』ではなく『Year in Search』というこんな動画が先週公開されました。
Google Japanの日本版はこちらです。
すでに「ソチ五輪って今年でしたっけ？」って感じなのですが、エボラ出血熱やデング熱などのパンデミックや、火山噴火や豪雨による土石流といった、防ぎようも気をつけようもない災害が多かった１年でしたね。またイスラム国やヘイトスピーチなど、人種や宗教や国家というものを改めて考えさせられる出来事も多かったような気がします。
個人的には新しいことに挑戦したり、いくつかの新鮮な出会いに恵まれたりと、例年に比べると慌ただしくも楽しい思い出の多い１年でした。来年はどうなることでしょう？ いや、どうしていくべきなのでしょう？
つうことで、全く話がつながらないのですが、最後に今年１年でボクが最も多く耳にした曲をご紹介したいと思います。なぜこの歌を今年よく聴いていたかを話すと長くなるので割愛しますが、それまで「昔のジャズ歌手」という認識しかなかったフランク・シナトラのことを、「むっちゃむちゃカッコいいやんけ！」と開眼したのが今年でした。
月まで連れてってよ
星空で遊んでみたいんだ
木星と火星にも
春があるって本当？
だからつまり
手を握っててよ
だからつまり
キスがしたいんだ
胸いっぱいに歌を集めて
ずっと歌っていたいんだ
待ちわびるほど憧れていた
キミのそばでずっと
だからつまり
恋人になってよ
だからつまり
大好きなんだ
この動画のシナトラさんはおおよそ50歳。50にしてこんなかわいらしい歌を、こんなバリバリの色気で歌えるのはさすがでございます。往年のニックネームが「ザ・ヴォイス」。あだ名が「ザ・声」ってスゲーな。ちなみに1915年生まれとのことですから、来年は生誕100周年。きっと注目される機会も多くなるのではないでしょうか。
50歳まであと５年。比べるのもおこがましいですが、少しでもシナトラさんみたいなオトナになれるように、来年も頑張る所存です。脳に飽きられないように、刺激的な毎日を送りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。それではみなさま、よいお年を！
タグ：2014年
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