【無人島187日目】松任谷由実 "経る時" [CD]
187日目。もう桜も終わり、新緑が眩しい季節になりました。今年の花見では、超二日酔いのヘロヘロ状態で宴に参戦したせいで、マッタリとみせかけて実はグッタリ、浮かれる悪友たちを傍目にひとり大人しく桜を眺めておりました。ピンク色のモコモコとした綿菓子みたいな桜の花は、足下で繰り広げられる酒池肉林などまるで目に入らぬかのように、ただぼんやりと風に吹かれております。意外と桜は、目立つことの苦手な物静かなタイプなのかも知れません。年に一度、ほんの数週間だけ、否が応でも花をつけてしまう我が身のはしたなさに、実は頬を染めているだけなのかも知れません。
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