【無人島216日目】Chris Rea "Driving Home For Christmas" [CD]
216日目。クリスマスです。日本人にはまったくもって関係のない内容のお祭りにも関わらず、子供の頃からサンタだ!プレゼントだ!と刷り込みされてきたので、四十路を過ぎた今でも、この時期にリングベルの音やイルミネーションを見ると、ワクワクした気分になります。やっぱ寒いっていうのもいいですよね。これがキリスト様がお生まれになったのがお盆の時期とかだったら、こんな盛り上がらなかったかも。汗だくでローストチキンとか食いたくないしね。ってそんなことはどうでも良くて、今日はクリスマスソングのお話。
タグ:2010年
【無人島215日目】大貫妙子 & 坂本龍一 "UTAU" [CD]
215日目。向田邦子氏の有名なエッセイに『眠る盃』という短文があります。唱歌『荒城の月』の一節「巡る盃 影さして」を、「眠る盃 影さして」だと勘違いしていたという回想をベースに、戦前の家族の思い出を見事に描いた秀作です。特に子供の頃、夜遅くまで続いた宴会の後片付けを手伝った時にみた、盃に残った酒のゆらりとした感じを「眠っているよう」だと綴るその感性には、ハッとさせる鮮やかさを覚えます。ボクには彼女のようなセンスもボキャブラリーもないので、上手く伝えられる自信はありませんが、最近似たような体験があったのでちょっと書いてみます。
タグ:2010年