【無人島253日目】元ちとせ "ひかる・かいがら" [CD]
253日目。以前ある仕事で、ハワイに住む日本人女性にインタビューをさせてもらったことがあります。日本にいるときからスキューバダイビングが好きだった彼女は、趣味が高じて会社を退職、ハワイはハワイでも、ホノルルのあるオアフ島ではなく、まだ火山活動も活発なハワイ島に移住し、現地でダイビングのインストラクターとして活躍されておりました。インタビューの中で「どうしてハワイ島だったんですか?」というボクの質問に、彼女は少し考えたあと、こんな風に答えてくれました。
「自分の足にピッタリあう靴を見つけた感じなんです。一度履いたらあまりの心地よさに、もう他の靴は履けなくなっちゃったし、今では脱ぐことすらできなくなってしまった。私にとってこの島はそんな感じです」。
もう10年以上も前の話ですが、ボクは今でも「住むべき場所」について考えるとき、この言葉を思い出します。
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