【無人島272日目】奥田英朗 "ナオミとカナコ" [BOOK]
272日目。よく「女同士の友情って、男に比べて薄っぺらいよね!」みたいな意見を聞きますが、アレは実際はどうなんでしょうか? もちろん個人の性格に依存する話ではありますが、一般的に見ても、ボクは女性同士の信頼関係を薄っぺらいと感じたことはありません。『テルマ&ルイーズ』『フォーエバー・フレンズ』『フライド・グリーン・トマト』など、女性の熱い友情をテーマにした映画は多々あるし、「女の友情ってドロドロなの!」とも聞きますが、嫉妬や陰口や噂話が好きな男だって腐るほどおります。「女同士の友情」うんぬんを男が語っているのだとすればただの愚行だし、女性がそれをネガティブに語るなら、その人がまだ本当に気の合う同性と知り合ってないだけなのでは?とも思うのです。偉そうだな。すんません。すんません。なんで急にこんな話をしているのかと言うと、最近女性の友情をテーマにした小説を立て続けに2冊、拝読したからなのでした。
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