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【以前の無人島17日目】Soil & "Pimp" Sessions "Summer Goddess" [CD]

Summer Goddess

Summer Goddess

  • アーティスト: SOIL&“PIMP”SESSIONS
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: CD


17日目。無人島で雑煮食ったり、ポン酒飲んだりしてゴロゴロしてましたが、そろそろお正月気分から抜け出して、いろいろやらねばですな。すっかりたるんでしまったお腹と心を引き締めるために、ちょっとガツン!とした音楽でも聴いて、発破かけてもらいましょう。よろしくな、社長!


Soil & "Pimp" Sessions。日本語にすると、「粉塵と伊達男の集い」って感じでしょうか。2001年に結成、ストリートやライブで人気を高め、2003年CDデビューもしていないのにフジロックに出てしまったという強者ジャズ・バンドです。彼らの音楽につけられた呼び名が「爆音ジャズ」。そのスピード感のあるパンキッシュな音は海外でも評価が高く、イギリスのBBCラジオで彼らの特集が組まれたほど。一昨年の朝霧では袖で観ていたロス・ロボスが気に入って自分たちのステージに彼らを引っぱり上げたという逸話も残っています。

面白いのはその編成で、6人いるのですが、サックス、ペット、ドラム、ウッドベース、ピアノ、ともう一人「社長」ってのがいます。この「社長」は何をしてるかというと、MCと掛け声とマラカスとダンスってところでしょうか。ボクは昨年の秋に初めて彼らのライブを観ましたが、「社長」にぐっさり釘付けでした。でっかい体を黒いダブルのスールで包み、ボルサリーノをかぶったヒゲモジャの「社長」は、他の5人が演奏している間、ずーっとダンス。たまに拡声器を持ち出し「ガーーーッ」って叫んでみたり、意味不明な言語でスキャットをかませてみたりと大暴れ。

ライブを観るまでは「この人は何してる人?」と思ってましたが、分かりました。この人、「指揮者」なんですね。それも各楽器の音を統率するのではなく、演奏側と観客側の間を取り持つ指揮者なんです。バンドの出す音に一番に反応して、誰よりもノリノリになり、その盛り上がりを観客側に伝染させていく、いわば煽動者の役。おかげでライブ会場は、ヒップホップのライブかよ!ってくらいみんな踊り狂ってました。ステージ上でその誰よりも汗だくになって踊りまくる「社長」は、楽器やってないからミュージシャンとは呼べないかも知れませんが、明らかに超一流のエンターテイナーでした。

もちろん他の5人の演奏も素晴らしく、特にピアノは傑出です。CDもいいけど、ぜひ一度ライブで生の「爆音」を体感してほしいです。



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