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【無人島19日目】Rei Harakami "Lust" [CD]

Lust

Lust

  • アーティスト: Rei Harakami
  • 出版社/メーカー: ミュージックマイン・アイディー
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: CD


19日目。先週、恵比寿のLIQUID ROOMに「REI HARAKAMI」のライブを観に行ってきたんですが、もうなんつうか客層が、ハンチングもしくはソフト帽(って昔の言葉?)を被って、長髪を後ろでキュッと結わいて、ちょっとあご髭なんかがあって、黒ブチ眼鏡をかけた、「仕事? クリエイターですけど、何か?」みたいな人がわんさかいて、ビビりました。まあ、ボクも実はクリエイターっちゃあ、そう呼べない仕事でもないような職業なんですけど、年中ヨレヨレTシャツにボロボロジーンズみたいなカッコなんで、こういうビシッと決めた人たちの群れに入ると、正直チビリます。なにチビってんだ、オレ! 仲間だろー! 混ぜてもらえよー!って自分を鼓舞してみたけれど、結局みなさんの邪魔にならんように、端っこのほうで大人しくしてきました。チクショー、もっといい服着ていくんだったぜ!持ってないけどよっ!

「REI HARAKAMI」。京都のエレクトロニカ・ミュージシャンで、矢野顕子やUAのプロデュースや、くるりのサウンド・アレンジなんかを手掛けていた裏方さんで、昨年4年振りに個人名義で出したこの「LUST」ってアルバムが売れに売れて、最近ちょっと有名になって来たアーティスト、というより、「音楽家」って感じの人です。

ライブは今回初めて観たのですが、ステージ上はHARAKAMIさんの演奏するDJブースみたいなのがあって、その後ろに3枚のスクリーンが並べてあるシンプルな作り。で、演奏が始まるとVJも出て来て、音楽に合わせて、スクリーンに映像を流すワケですが、これがね、でらスゴイさー。

なにげない海辺の風景や、たぶん京都の住宅街を映しただけの映像なんだけど、3枚が微妙にずれたり、パンしたり、ボケたりしながら、音楽に合わせて踊るように動くんですな。ちょっと表現力が乏しいので上手に説明できないのですが、CGを駆使しためくるめく映像とかじゃなくて、ホントに身の回りの風景をただダラダラと写した映像が、見せ方によって、こんなにも斬新な表現になるのかと、ちょっと目からうんこが落ちる感覚でした。

HARAKAMIさんの音楽自体もそうだけど、技術や流行なんてものはあとからついてくるモノで、何をどう表現したいかっていう、シンプルな発想力があってこそ、クリエイターなんでしょうな。ソフト帽とか持ってないけど、髪も短髪だから結わえないけど、そういうシンプルな発想力だけは、常に身につけたいとしみじみ思う、ちょっと印象的なライブでした。

って、CDのレビューになってねえな。「Lust」は全10曲入りで、税込価格2,625円です。レビューちゃうやろっ! とにかくオススメ。去年買った中では、ボク的ベスト5に入ります。FreeTempo、半野喜弘、スーパーカーのどれかが好きなら、絶対ハマります。


タグ:2006年
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